第一回定例交流会(12/18)を開催しました!

12月18日(日)に東京工業大学大岡山キャンパスにて、NPO法人サイエンスリンク主催の第一回定例交流会が行われました。今回が初めての開催でしたが、40名以上の方がお集まりくださいました!

 この定例交流会は、サイエンスコミュニケーターとして活躍する大学生間の交流を深めることを目的として企画された取り組みです。主に、個人で開発した実験・工作の紹介や開発段階の実験・工作に関する相談、所属する団体での活動報告などを行ってもらう場となります。

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 初回からたくさんの発表がありましたので、1つずつ紹介していきます!

・ホイール実験(渡邉緩也さん)

 大きな円盤に竹串を刺したもの、小さな円盤に竹串を刺したもの、そしてただの竹串、この3つを斜面で転がします。大きな円盤に竹串を刺したものが一番速く転がると多くの人が予想しましたが、実はただの竹串が一番早く転がるのです!これは位置エネルギーが回転エネルギーとして使われるほど運動エネルギーが少なくなるために起こるのですが、渡邉さんはこのような予想を裏切る実験を今後も作りたいそうです。

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・静電気バトル(岡将太郎さん)

 塩化ビニル管をティッシュでこすって、どれくらいの静電気をためることができるかを競うゲームです。静電気がどれくらい発生しているのかを調べる回路に塩化ビニル管を近づけると、発生量に応じてライトが光るという仕組みです。着ている服の種類によっては有利になることもあるそうですよ?

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・虹を室内でお手軽に見る実験(菅原龍さん)

 空にかかる虹は空気中の水滴によって光が屈折・反射してできています。この虹を簡単に作るために菅原さんは小さなビーズを使いました。ビーズを張り付けた紙に懐中電灯を照らすと…室内でも虹を作ることができました!家でも虹を作ってもらうために、工作方法にも工夫が凝らされています。

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・お手軽な空気砲(伊藤諒佑さん)

 に穴を開けたプラコップとゴム風船だけで作れる空気砲の紹介です。風船の口を縛っておき、上部を切り落としてプラコップの上部にかぶせるだけで完成!簡単にできて、小さいながらもなかなかの威力があります。手を切らないようにプラコップの切り口にはテープを貼るなど、細かな配慮も施されています。

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・SSS2016(児島佑樹さん)

 4日間にわたる創作型グループワークイベント『SSS2016』についての説明と活動報告です。このSSSは「科学」自体というよりも、「科学の考え方」や「サイエンスコミュニケーション」を取り扱ったもので、観察→考える→伝える→実験→観察→…というサイクルを重視しています。児島さんの3年間の経験から、参加した子供たちだけではなく、運営しているスタッフにもこのサイクルが重要であることも語っていただきました。定例会参加者は興味深そうに話を聞き、意見や質問を交わしていました。

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・算数を使ったマジック(高木寛貴さん)

 高木さんは算数を使った3つのマジックを見せてくれました。1桁の数に3と37をかけると初めの数が並ぶマジック。選んだ3桁の数に複数の操作を施した後の数字を予言するマジック。立方根を瞬時に答えるマジック。どのマジックにも参加者から歓声が上がりましたが、もちろんタネはあります。算数に苦手意識を持ちやすい子供にも算数に興味を持ってもらいたいとのことです。

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・基数ソート(岸嘉丸さん)

 0~63までの64枚のカードの上部には合わせて6個の切れ込みまたは穴があります。この部分に竹串を通して振ると、切れ込みの入ったカードは落ち、穴の開いたカードは刺さったままとなります。この作業を順番に6回繰り返すと…なんとカードが小さい順に並んだではありませんか!アルゴリズムを使った方が手で並べるよりも簡単であることの説明に使うそうですが、カラフルなカードを使うことで小さな子供にも楽しんでもらえるそうです!

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・百均ズームライトの活用法(正籬卓さん)

 CanDoやダイソーで購入できるズームライトを使った光の三原色や光通信の実験の紹介です。パワーLEDを三原色のLEDに変えることで、光の合成やそこにできるカラフルな影の実験ができます。またメロディーICを組み込むことで光が音を伝える光通信の実験もできます。108円で購入できるズームライトで様々な実験をすることができます。

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・分光シートであそぼう☆(小幡哲士さん)

 レーザー光を分光シートに通すとレーザー光は散乱します。分光シートを複数枚重ねることによって、1本のレーザーで星空のような模様を作り出すことができます。これを用いたレーザー・マッピングと、「オタク棒」と呼ばれる三色RGBLEDを光源とした光の分光の紹介です。プラスチック製のクリスマスツリーに三色のLEDを当てると、クリスマスツリーはそれぞれが合わさった色になります。

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・ゼンマイカーイベントについて相談(赤羽陽祐さん)

 東京工業大学の学園祭の工作企画で作ったゼンマイカーの工作を実験教室でも行うそうです。復元力の説明をしたいそうですが、小学生に実感してもらえるような説明方法や具体例を参加者から募集しました。

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・ランプシェードの工作(徳永康平さん)

 ある実験教室で行ったクリスマスにちなんだ工作の紹介です。半透明のプラコップで偏光板万華鏡を作り懐中電灯で照らしてあげると、プラコップが鮮やかに彩られます!懐中電灯とセロテープの種類がポイントらしいですが…色々工夫してみてください!

・スペクトラムキューブ(徳永康平さん)

 大阪大学の大学院生が手作りで作っているこちらのスペクトラムキューブ。プロジェクターの部品を使っているそうです。実験道具としてはもちろん、自然光で煌めくアクセサリーとしても使えます!気になる人はチェック!

・リンゴの色は何色?(徳永康平さん)

 東京大学の駒場祭での展示のうち、徳永さんが一番気に入っている実験の紹介です。赤色と黄緑色のリンゴを並べ様々な色の光を当てていくと、次々と色が変化して見えます。光の反射と目の見え方の実験です。

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 発表の機会は次回以降も設けますので、皆さんに紹介したいことがある人はぜひぜひ発表してください!

 今回はこれらの発表に加えて、『コラボ企画についてのディスカッション』『Web企画の紹介』も行いました。『コラボ企画についてのディスカッション』では、コラボ企画についてグループごとに話し合ってもらい、そこから浮き上がってきた問題点をどのように解決できるかをディスカッションしました。どのグループでも活発な意見交換が行われ、様々な考えを聞くことができました。私たちとしましてはコラボ企画を推進していきたいので、皆さんに出していただいた意見を参考にしたいと思います。そしてWeb企画もいよいよ動き出すので、Web企画のページもぜひ見てみてください!

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 第一回の定例交流会は大成功だったと思います。第二回の詳細が決まりましたらご案内いたしますので、これからもよろしくお願いします!

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